東京都指定障害者就労移行支援事業所のヒューマングロー

障害者の就職を支援する
就労移行支援事業所ヒューマングロー

就労継続支援A型の対象者(どんな人が利用できるの?)


こちらのページでは、就労継続支援A型事業所の利用対象者と具体的な利用例についてご説明します。

 

就労継続支援A型の利用対象者

就労継続支援A型事業所は18歳から64歳までの障害者・難病をお持ちの方が利用対象となります。
ヒューマングローでは、精神障害者、発達障害者、身体障害者、知的障害者、難病の方を利用対象としています。
その他にも利用できる条件がいくつかありますので、下記でご説明します。

 

就労継続支援A型で働く精神障害・精神疾患例

ヒューマングローのA型では、例えば、下記の精神疾患をお持ちの方が利用しています。
うつ病 双極性障害(躁うつ病) 統合失調症 不安障害 適応障害 パニック障害 強迫性障害
自律神経失調症 対人恐怖症 てんかん 高次脳機能障害

 

精神障害のある方の具体的な利用例(Aさん/統合失調症)

 

学生時代に病気を発症。卒業後、一般企業の障害者枠などで数社働いたものの、
職場の人間関係が原因で短期離職を繰り返してた。そのような中、再就職先をハローワークで探していた際に、
職員より就労継続支援A型の話を聞き、興味のあったネットオークション出品作業のあるヒューマングローの
紹介を受け、見学と体験を行った。当初は人間関係に不安があったものの、体験の際に他の利用者と楽しく
作業が出来たこともあり、ここでなら仕事が長く続くと考え利用を決めた。
現在、利用開始から3年が経ち、周囲とのコミュニケーションも全く問題なく仕事を行え、自信がついた為、
ヒューマングローのスタッフのサポートを受けながら、一般企業への就労を目指し就職活動を行っている。

 

 

就労継続支援A型で働く発達障害例

ヒューマングローのA型では、例えば、下記の発達障害をお持ちの方がご利用しています。
アスペルガー症候群 ADHD(注意欠陥多動性障害) 自閉症スペクトラム 学習障害(LD)
また、発達障害と診断は受けていないが、発達障害の傾向がある、
いわゆるグレーゾーンの方もご利用しています。

 

発達障害のある方の具体的な利用例(Bさん/ADHD・うつ病)

 

専門学校を卒業後、販売の仕事を行っていたが、業務上のミスが多く、周囲からも
その事をよく指摘され、日々自分を責める気持ちが強くなっていった。それから、体調不良で仕事を
休む事が増え、それが原因となり仕事を辞めることとなった。退職後、メンタルクリニックに通院し、
うつ病と診断されたが、ある日医師に相談した内容から「ADHDの可能性もあるのでは?」という話になり、
後日検査を行ったところ、自身がADHDに該当する事が分かった。
その後、体調も良くなり、医師からも仕事をしても大丈夫と許可を貰ったが、仕事に対する自信が
まだ持てなかったため、その事を医師に相談した所、就労継続支援A型の話を聞くことが出来た。
趣味で写真撮影をやっていた事もあり、次のはそのような仕事をやってみたいと考えていた時に、
ネットを通じてヒューマングローがそのような業務をやっているのを知った。
そして、体験時に商品撮影や画像加工など、自身がこれからやりたい事をやれると確認が出来た為、
そのまま利用を決めた。
現在は、デジタル一眼レフでネットオークションに出品する商品を撮影し、
Lightroomで画像の加工を行う作業を行っている。
ここでスキルを身に着け、次のステップへの足がかりとしていきたいと考えている。

 

 

就労継続支援A型で働く知的障害・身体障害・難病例

ヒューマングローのA型では、知的障害・身体障害・難病をお持ちの方がご利用しています。
具体的には、肢体不自由、視覚障害、弱視、聴覚障害、難聴、内部障害、免疫機能障害の方がご利用しています。

 

害のある方の具体的な利用例(Cさん/知的障害4級)

 

以前は就労継続支援B型で清掃業務を行っていたが、ステップアップの為に、同じ清掃作業を
行っている就労継続支援A型を探していたところ、ハローワークの職員からヒューマングローを紹介された。
客室清掃の経験はなかったが、水周りの清掃など以前の清掃と変わらない業務も多々あった為、
比較的すぐ業務に慣れることが出来た。
現在では、水周りだけではなく、客室のベッドメイキングを一人で行うなど、利用者の中心的な存在として
業務を行っている。今後は、業務を通じて習得したスキルを活かし、ホテルの客室清掃を行う企業への
一般就労を考えている。

 

身体障害のある方の具体的な利用例(Dさん/下肢機能障害)

 

交通事故により下肢機能障害を発症し一年間の自宅療養。

接客サービス業に復職する事は難しく未経験の職業に挑戦することになり、ハローワークの職員から就労継続支援A型のヒューマングローを紹介された。

当初は歩行も困難のため毎日通勤する事に課題が有り、道端で動けなくなったためスタッフや社長に迎えに来て貰う事も有った。
また、未経験からWebデザインの仕事を行うには覚えなければならない事が多く、日々勉強を続けて新しい知識を身に付ける必要が有った。

しかし業務内容は、簡単な文章の編集から始まり徐々に難しいシステム開発に移って行ったため、楽しく業務を行う事が出来た。

利用開始から3年後、正社員として就職。今ではシステム開発や広告運用など、Webに関する様々な業務を任されて働いています。

 

身体障害のある方の具体的な利用例(Eさん/半身麻痺)

 

宝石関係の仕事をしていたが、ある日脳出血により入院し、半身麻痺が残り、身体障害となる。
リハビリを行い、少しずつ体を動かすことできるようになり、ヒューマングローの利用を開始する。
継続的に通所をしながら体力を向上させ、ワードやエクセルなどのパソコンスキルを習得。
利用開始から2年後に行政機関の事務職の仕事で就職。現在も定着支援を受けながら、働いています。

 

障害者手帳は就労支援の利用に必須なの?

就労継続支援A型事業所は、障害者手帳(※)をお持ちでなくても、
主治医の診断書や定期的な通院があれば利用できる場合があります。

 

(※)障害者手帳とは、障害者のある人が取得できる手帳です。
「身体障害者手帳」、「精神障害者保健福祉手帳」、「療育手帳」の3種類があります。
療育手帳は、東京都は「愛の手帳」、埼玉県は「みどりの手帳」と呼んでいます。

 

障害者手帳をお持ちでない方の具体的な利用例

ヒューマングローの見学・体験の時に障害者手帳をお持ちでなかったので、
ヒューマングローのスタッフがお住まいの市区町村の担当者に確認をしました。
自立支援医療の制度を使っているか、主治医の診断書があれば、その区では就労継続支援A型事業所の利用が
できるとの回答でした。その後、市区町村の窓口で受給者証の申請を行い、
ヒューマングローの利用を開始しました。


就労移行支援事業所ヒューマングローは精神障害者(うつ・統合失調症・不安障害・気分障害・パニック障害・双極性障害など)、発達障害者(広汎性発達障害・アスペルガー症候群・ADHD・自閉症スペクトラムなど)、身体障害者(肢体不自由、内部障害など)、依存症(アルコール・ギャンブル・ゲーム)知的障害者、引きこもり、難病など
障害種別も症状も年齢もさまざまな方々の就職と復職(リワーク)を支援しています。