東京都指定障害者就労移行支援事業所のヒューマングロー

障害者の就職を支援する
就労移行支援事業所ヒューマングロー

とても慎重な私だから、背中を押してくれる人がいてよかった|うつ病・発達障害(自閉症スペクトラム)のある方の就職事例(20代・女性・事務職)


人の評価を気にしすぎて鬱病に

自閉症スペクトラムのあるFさん。
大学を卒業後は、一般企業に勤めていました。

とても慎重に物事を考えて進めるので、仕事の丁寧さは好評されていたようです。

ただ慎重すぎるあまりスピード感に自信がなく、そのことを周囲の方にどのように思われているのかが不安だったとのこと。
そしてその不安が重なりすぎたことでうつ病を発症し、退職しました。


就職率と定着率の高さに惹かれて利用開始

退職後は、うつ病の治療に努めたFさん。
症状が落ち着いてきたとき、通院先の相談員からヒューマングローをご紹介いただいたとのこと。

まずは長い期間、じっくりとご体験いただきました。
そして最終的に、
・就職率と定着率が高いこと
・出身校の近くで馴染のある場所だったこと
などからヒューマングローを利用することを決めました。


体調を最優先に、生活リズムの改善へ

最初は週3回午前のみから通所をスタート。

最初から無理をしすぎると体調が悪化しかねません。
主治医の方とも相談しながら、慎重に通所日や時間を増やし、生活リズムを整えていきました。

その結果、環境の変化によるストレスなどもコントロールでき、体調を崩すことなくスタートを切ることができました。


訓練を通して自己受容でき、気持ちが楽に

利用開始初期、失敗をすることへの不安や、人の顔色を気にしすぎてしまうことがありました。
また素直になれず、人に相談をすることも苦手なため、悩みを抱え込んでしまうことも。

しかし訓練を通して「自分のダメなところも自分と認めて受け入れる。ありのままの自分でいよう」と思えるようになったことで、気持ちも軽くなり、考えすぎずに相談もできるようになりました。


就職活動での気づきが自信につながった

就職活動では、いかにして自分の想いを伝えるかをまとめる事が大変だったとのこと。

しかし1人で考え込んでも進まないと気付き、スタッフに相談を重ねました。

そして「失敗や評価を恐れず、チャレンジしたことで自分にも自信が持てるようになりました」と話す姿は、利用当初から見違えるほどです。


自分らしく働きながら挑戦していきたい

現在は区役所の公務員として働くFさん。

ヒューマングローを利用した感想をお伺いすると、
「自分ひとりではどうしても慎重になってしまうため、背中を押してくれて良かったです。
訓練を通して失敗体験から学ぶことも多くありました。
失敗は悪い事ではなく、むしろ成長するために必要なものだと気付きました。
ヒューマングローで学んだことを活かしながら、自分らしく様々なことに挑戦していきたいです!」
とお話いただけました。

Fさんが自分らしく働けるように、定着支援を通して今後も就労をサポートしてまいります。




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