東京都指定障害者就労移行支援事業所のヒューマングロー

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就労移行支援事業所ヒューマングロー

自閉症スペクトラム障害(ASD)のある方の就労支援事例

自閉症スペクトラム障害(ASD)のある方の就職事例

ヒューマングローの就労支援によって就職された、自閉症スペクトラム障害(ASD)のある方の就職事例をご紹介します。
このほかにも多くの就職事例がありますので、もっと知りたい方はお気軽にお問い合わせください。

自閉症スペクトラム障害(ASD)の就職事例一覧へ

自閉症スペクトラム障害(ASD)のある方への支援事例

ヒューマングローでは、毎日50人以上の方が一般企業への就職を目指して支援を受けています。 こちらでは具体的にどのような就労支援が行われているのか、また就職後にはどのようなサポートを受けられるのかを、実際の事例でご紹介します。

自閉症スペクトラム障害(ASD)のある方への支援エピソード

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就職された自閉症スペクトラム障害(ASD)のある方への定着支援事例

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自閉症スペクトラム障害(ASD)のある方が自分に向いてる仕事で働くために

ヒューマングローでは、自閉症スペクトラム障害のある方の就職や転職、復職をサポートしています。

自閉症スペクトラム障害とは何なのか。
自閉症とは違うのかや、自身の特性と付き合いながら、自分に合った仕事で就職するために何が大切なのか。

これらのポイントをご紹介します。


自閉症スペクトラム障害(ASD)とは

自閉症スペクトラム障害と自閉症・アスペルガー症候群の違い

自閉症スペクトラムは、発達障害の1つです。
英語では「Autism Spectrum Disorder」と表記され、ASDと略称されることも多くあります。

これまでに自閉症やアスペルガー症候群、広汎性発達障害などと呼ばれてきた障害を含む疾患概念になります。

「スペクトラム」とは「連続体」という意味です。
個性は一人ひとり異なり、「この人はアスペルガー症候群」「この方は自閉症」と、境界線を明確に引けない症例も多々あります。

このような境界線がないことを連続体と捉えた背景から、2013年のアメリカ精神医学会(APA)の診断基準DSM-5の発表以降、自閉症やアスペルガー症候群などは、自閉スペクトラム症や自閉症スペクトラム障害としてまとめて表現するようになりました。


自閉症スペクトラム障害の特徴・症状

自閉症スペクトラム障害の特徴的な症状に「コミュニケーション」「こだわり」「感覚過敏・感覚鈍麻」の3つがあります。


社会的コミュニケーションの難しさ

自閉症スペクトラム障害のある方は、その発達特性から会話の文脈などが読み取りづらいことがあり、対人関係で誤解を生んでしまうことがあります。

たとえば下記のような難しさを感じ、コミュニケーションで困りごとを抱えてしまうことがあります。

・話し相手の表情や声のトーンなどから気持ちを読み取ることが苦手。
・たとえ話や冗談を理解できず、言葉通りに受け取ってしまう。
・相手との適切な距離が分からない。
・暗黙のルールや空気を読んで、その場に適した行動がうまくできない。
・自身の興味のあることに夢中になり、集団行動が苦手。

詳細は後述しますが、働く際には自身のコミュニケーション特性を把握することが大切です。

ビジネスマナーを学びつつ、自身がどのような場面でコミュニケーションの難しさを感じ、どのように行動すればよいのかなど、ヒューマングローでは実践的な訓練をしています。


こだわりの問題

自閉症スペクトラム障害の特徴の1つに、「こだわり」に関するものがあります。
こだわりの程度や対象は一人ひとり異なりますが、物の配置や物事の順番、自分のやり方への強いこだわりなどを見せることがあります。

その特性のため、下記のような困りごとを抱えてしまうこともあります。

・こだわるあまり、柔軟な対応や考え方ができにくい。
・興味のないものに意欲的に取り組めない。
・仕事においても効率よりマイルールを優先してしまう。
・こだわりを遮られると、感情的に接してしまう。

こだわりによる難しさが発生することもありますが、決して悪いことばかりではありません。
詳細は後述しますが、自身のこだわりを活かせる仕事や職場環境で働くことで、あなたの可能性が大きく開かれることもあります。

ヒューマングローには様々なオリジナルプログラムがあり、特性に合った仕事内容に就職できるように多くの方がトレーニングしています。


感覚の偏り

最後の特性として、五感の一部が敏感ないし鈍さを持つなど、知覚に偏りがあらわれることがあります。(感覚過敏・感覚鈍麻)

たとえば、聴覚が過敏なあまり雑多な場では集中しにくかったり、視覚過敏により明るすぎる環境ではかえって目が疲れやすくなるなどが挙げられます。

自身の感覚の偏りを認識し、それに合った職場環境で働く視点を持つことも大切です。

ヒューマングローでは、企業実習など職場体験の機会が豊富にあり、どのような環境なら働きやすいかを実体験することができます。


自閉症スペクトラムのある方の就職・転職活動のポイント

ヒューマングローは、これまでに多くの自閉症スペクトラム障害のある方の就職をサポートしてきました。

一人ひとりの特性や希望に合った就労移行支援によって、ヒューマングローの全体就職率は57.9%と、業界平均の2.5倍以上。多くの方が就職されています。

ここでは自閉症スペクトラム症のある方の就職・仕事探しのポイントをご紹介します。


自身の発達特性との付き合い方を知る

自閉症スペクトラムのある方の就職支援で、ヒューマングローが大切にしていることの1つに「自己理解」があります。

どのような状況のときに、コミュニケーションの難しさを感じやすいか。何に対してこだわりが強くなりやすいか。

自身の特性に気づくことで、それとの付き合い方を考えるきっかけになります。

ここで大切なのは、難しさを感じる場面だけではなく、特性が活きる状況もしっかり自己認識することです。

発達障害のある方は、その特性を活かせる仕事や職場環境に出会うことができれば、定型発達の方以上に活躍できる可能性も大きくあります。

自分に向いている仕事にお悩みの方は、自己理解から始めることが重要です。

ヒューマングローでは、自己理解に役立つプログラムもあり、多くのご利用者様にご好評いただいております。

またソーシャルスキルトレーニングやビジネスコミュニケーションを学べるプログラムも多数あります。

仕事に必要なコミュニケーションスキルを身に付けてから働きたい方におすすめです。


働きやすい職場環境・仕事を知る

自閉症スペクトラムのある方が働く上で、自分にとって働きやすい環境を知ることはとても大切です。

たとえば同年代とご年配の方が多い職場、あなたはどちらのほうがコミュニケーションしやすいですか?
また雑談が多い職場と少ない職場ではどちらが馴染みやすいかなど、実際に体験することで気づけることもあります。

ヒューマングローでは、職場体験の実習先が多数あり、期間も1日のみから2週間など様々あります。

職場体験を通して、「男性よりも女性が多い職場が合ってるな」「雑談が少ない職場のほうが、集中して仕事ができるな」など、自分にとって働きやすい職場環境を見つけることが「長く働く」ために大切になります。


就労移行支援で働くさいに必要なスキルを身につける

職場体験で自分に合った仕事や環境に気づくことができたら、その職場で働くために必要なスキルを身につけます。

ヒューマングローには事務職に必須なパソコンスキルを学べるプログラムや、作業系に必要な正確性を養うプログラムなどが様々あります。

希望職種に役立つ知識やスキルを身に付けてから就職できたと好評です。


サポートを受けながら就活する

自己理解を深め、自分に合った仕事や職場に気づき、働くスキルを育てたら、就職活動の始まりです。

履歴書や職務経歴書の添削はもちろん、実際の面接にもスタッフが同行します。
面接や自己PRが苦手な方には、スタッフが長所を代わりに伝えることもできるなど、臨機応変にサポートします。

就職後も職場定着をサポートするので、「働き続けられるか不安」な方も安心です。

お悩みや困りごとに応じて就職先企業と調整し、あなたが働きやすい環境づくりをサポートします。



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就労移行支援事業所ヒューマングローは精神障害者(うつ・統合失調症・不安障害・気分障害・パニック障害・双極性障害など)、発達障害者(広汎性発達障害・アスペルガー症候群・ADHD・自閉症スペクトラムなど)、身体障害者(肢体不自由、内部障害など)、依存症(アルコール・ギャンブル・ゲーム)知的障害者、引きこもり、難病など
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