事務職として働く中で、睡眠障害の影響が……
特例子会社に事務職として就職したUさん。
PCスキルや指示理解力が高く、業務能力は非常に優れています。
しかし睡眠障害もあり、業務中にも傾眠が出てしまうようになりました。
また感情コントロールが苦手で、上司から注意を受けると怒りの感情をストレートに表出してしまうことも。
その一方で、普段は表情もあまり変わらず、会話は熟考するあまり言葉にできず、本人の考えが分かりにくい特性もあります。
これらのことから、職場では「やる気がないのではないか?」「改善する気がないのではないか?」と思われていました。
環境調整で、誤解を解決!
やる気を疑われていたUさん。
しかし定着支援の面談でじっくりお話すると、
・業務中に傾眠が出てしまうことについて悩んでいること
・これまでの仕事でも同様にうまくいかなかった為、クビになるのではないかという不安があること
・感情コントロールの課題は感じながらも、どうしてもうまくいかないこと
・傾眠や感情コントロール改善策について自分でも調べたりしていること
・自分がやりたかった仕事でもあるため、働き続けたいと思っていること
さまざまな気持ちを聞くことができました。
Uさん自身も傾眠や感情コントロールに悩み、それをどうにかしたい行動する姿は、決してやる気ないわけではありません。
このことを企業担当者との三者面談で伝えると。「やる気がないのでは?」というような誤解はすぐに解くことができました。
また、企業担当者はUさんの高い業務遂行能力をとても評価しています。
そのスキルを活かして今後も働き続けてほしいと思っていることを直接Uさんにお話いただき、Uさんの安心感やモチベーションにも繋がりました。
就職後も通院に同行。働き始めて3年目に
就職後も企業・病院・ヒューマングローが協力し合い、Uさんが働き始めて3年目になりました。
Uさんの特性として、限られた時間での相談や報告の苦手さがあります。
そこで、病院への通院にも定期的に同行しています。本人や企業の困りごとや日常の様子を医師に共有し、1人で抱え込まないようにサポートしています。
周囲からは就職してから大丈夫かと心配されていましたが、サポートを受けながら働き続けることができています。
今後もUさんが自分にあったペースで働けるように、ヒューマングローは今後も励んでまいります!
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