東京都指定障害者就労移行支援事業所のヒューマングロー

障害者の就職を支援する
就労移行支援事業所ヒューマングロー

入社先を意識した訓練が、就職後に役立ってます|発達障害(自閉症スペクトラム・ADHD)のある方の定着支援事例(20代・女性・接客業)


カフェに就職してもうすぐ1年

発達障害(自閉症スペクトラム・ADHD)のあるKさん。

2020年9月にカフェに就職し、もうすぐ1年が経とうとしています。

現在も職場定着支援でサポートさせていただくなか、ヒューマングローのインタビューにご協力いただけましたので、その貴重な声をご紹介します。


飲食店で教育経験のあるスタッフのアドバイスが参考になった

接客業に関心があったKさん。

通常プログラムへの参加だけではなく、飲食店で教育経験のあるスタッフのアドバイスを参考に、カフェ入社を想定した以下の訓練も受けていました。

・店舗メニューの暗記
・接客用語の勉強
・電話応対


入社してすぐは覚えることがたくさんありましたが、
事前にメニューを暗記しておいたことで、スムーズに業務に入れました。

職場では普段使い慣れない言葉を使用することが多く、接客用語も勉強しておいて良かったです。

個別訓練の成果もあり、ご指導いただく先輩からは
「覚えが早い!」、「本当に初めて?!」と驚かれました。


就職後は、頑張りが評価され表彰も

カフェに就職後は、大変なこともありました。

たとえば混雑時はとても混乱してしまい、レジ対応も途中交代ということが多々ありました。

けれど他スタッフの動きを研究することや、先輩方からのアドバイスにより、現在は落ち着いて対応ができるようになりました。

頑張りも評価され、『店舗で1番頑張った人』で
表彰もしていただきました。

大変なこともありますが、とても楽しく働けています。


今後は、ベテランの方が任されるサンドイッチが作れるようになること、ミスの無い業務をすることを目標としています。

知人から教えていただいた「無理をしない、楽もしない」という言葉を大切にしています。

無理も楽もしないで、日々前進していければと思っています!


「仕事の話」ができる人がいることの有難さ

就職後も、毎月スタッフと面談をしています。
会社の方と三者で面談をすることもあります。

何かあったときにいつでも相談できる体制ができて
いることは、心強いです。

普段身近に「仕事について話をする人」がいない為、
仕事の悩みや不安なことを共有できる場があるのは
助かっています。



以上、飲食店に就職したKさんのエピソードをご紹介しました。

就職するまでも不安なことや大変なことはたくさんありますが、実は就職してからはもっと悩むことや困ることも増えていきます。

1人で抱え込まず、相談できる支援者がいることは大きな安心材料になります。


Kさんが今後も自分らしく働くことができるように職場定着支援に努めてまいります。




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