東京都指定障害者就労移行支援事業所のヒューマングロー

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就労移行支援事業所ヒューマングロー

未経験の事務職に50代で就職!|うつ病・身体障害のある方の就職事例(50代・男性・事務職)


仕事中に倒れ肢体不自由をおったMさんの就職ストーリー

Mさんは高校卒業後、印刷所や娯楽施設など様々なお仕事を経験されてきました。

娯楽施設で長時間かつ変則的なシフトで忙しく働かれていたある日、業務中に脳出血を起こし、左下肢に障害をおいました。

その後、少し体調が落ち着いてきた頃にポスティングの仕事に就きましたが、身体が思うように動かず心身が悪化したため退職。支援機関に相談をしたところ就労移行支援の存在を知りヒューマングローの利用を決めました。
そして2年間通所され、未経験の事務職に就職することができました!

今回はそんなMさんとの就職までの道のりについてご紹介したいと思います。


はじめてのパソコン操作から事務職の道を志す

訓練についてヒューマングローに通所して間もない頃は「働きたいとは思っているが、自分の今の身体で本当に働くことができるのか不安がある」と話されていました。

そこでスタッフは面談を重ね、今までの経緯や身体の状態、どういったことが不安なのかを確認し、Mさんが安心して働ける環境はどういったところか一緒に考えました。

離職後10年程たっていたことと体力面に不安があったため、まずは安定した通所をしながら体力を取り戻すことを目指しました。

また色々なプログラムや個別訓練をする中で、パソコンスキルの習得にチャレンジしてみることになりました。

最初は「今までPCも触れたことがないからな~」と不安そうに言っていたMさんも、訓練でPCに触れてくうちに「面白いかも」と思い始め、次第に事務職を目指したいと思うようになりました。

ヒューマングローに通所されるまではパソコンに触れる機会がなかったMさん。

初めはパソコンの電源のつけ方からスタッフと一緒に確認し、タイピング練習を始めました。
まずは人差し指1本でキーの位置を1つずつ確認していきました。

ノートに苦手キー等の記録をつけ、確認をしながら毎日コツコツと練習を重ね、次第に両手を使って入力ができるようになりました。


ビジネスマナープログラムで事務職に役立つ振舞い方を習得

印刷所や娯楽施設に長くお勤めされていたMさん。
業務中も少しフランクなコミュニケーションの取り方が多かったため、ビジネスマナープログラムに参加し、オフィスでのマナーや服装について勉強しました。

また実際にスタッフとやりとりをする中で報連相の仕方を学んでいきました。


職場実習で仕事の不安を解消し、そのまま採用へ

求人検索やハローワークへ行き求職相談を行い、ついにハローワークからご紹介いただいた企業の実習が決まりました。

実習前には自宅から勤務先までのルートを実際にスタッフと一緒に歩いて確認を行いました。

具体的には最短ルートと雨風をしのげるルート、またエレベーターやお手洗いの位置の確認も行い、少しでも体に負担が少ないルートで安心して通勤できるように確認しました。

4日間の実習を通し、オフィスで実際に働くことで事務職に対しての不安も少しずつ解消されました。

実務の中で訓練での成果を発揮できたことで自信につながり「この仕事を続けていきたい!」と改めて思うように。その後、面接を受け見事内定をいただけました。

内定の連絡を頂いた後「あのとき諦めなくてよかったです。本当に感謝しています」と笑顔でお話ししてくださったMさんを今も鮮明に覚えています。


Mさんをきっかけに、その後も利用者さんが就職

就労後も定着支援を利用しながら安定した勤務を続けるMさん。
Mさんの勤務態度をみて企業の人事担当の方からも「求人を出す際はヒューマングローに声をかけますね!」とお声をかけて頂き、実際にこの後2名の方が入社されました。

利用者さんと企業、ヒューマングローと関係機関が信頼関係を築くことで、良い連鎖が繋がっていくことを感じた支援でした。

今後も笑顔の輪が広がっていくような支援を続けていきたいと思います。




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