
就職活動がうまくいかずに統合失調症を発症。その後、障害者雇用で働くも退職へ。
大学を卒業後、新卒で住宅営業の仕事をしていたSさん。
その後退職し就活をするも上手くいかず、統合失調症を発症しました。
外に出ると人に馬鹿にされているような妄想を抱き、引きこもりに。
一時期は周囲に攻撃的になったり、入院することもありました。
退院後は他の就労移行支援を利用し、障害者雇用で再就職するも退職。
今後のことで悩んでいた時に、NPO法人いちされん(障害者就業・生活支援センター)からヒューマングローを紹介され、利用することになりました。
障害理解を深め、課題や対策などを可視化できるように
真面目で笑顔が素敵なSさん。
初めは人と話すことに緊張することもありましたが、慣れてくるとスタッフや他の利用者さんと一緒に仲良くお話をされているところをよく見受けられました。
また努力家で、MOSというパソコン系の資格取得の勉強にも取り組み、試験にも合格することができました。
Sさんの統合失調症の障害特性として、
・マルチタスクが困難であること
・突発的な不安があり、書類の記入や作業など「本当に合っていたか?」と念入りに確認すること
などがありました。
またワーキングメモリーがやや低下しており、質問などの回答を考えている内に、そもそも何の質問だったか忘れてしまうこともありました。
そのため企業実習ではそのようなことがないように必ずメモを持参。
分からないことがあればすぐに確認するように習慣化し、ご自身の障害理解を深めていきました。
自身への理解が深まることで、何ができ、ミスをしないためにどのような対策ができるのかなども見つめ直すことができました。
向いている仕事に出会え、戦力として評価される人材に
最初は事務職を希望していましたが、障害特性上難しさを感じ、「自分のペースで働ける仕事」の軸で就職活動をしました。
そして現在働いている農園の仕事を見つけ、まずは見学に伺いました。
職場体験もさせていただき、Sさんの軸に合う仕事だったため採用面接を受けることになりました。
無事に就職でき、IT会社の農園スタッフとして働かれています。
Sさんの人柄が発揮されていると同時に、自分のペースでできることに満足されています。
農場長からは「なくてはならない存在、戦力になっている」と、お褒めの言葉もいただいています。
今後も職場定着支援を通じて、Sさんが自分らしく働けるようにサポートしてまいります。
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