職場環境の調整で、働きやすく｜うつ病のある方の定着支援事例（50代・女性・医療事務）

医療事務として就職するも、なかなか慣れない日々……

前職では真面目すぎる性格ゆえに一人で抱え込んでしまい、うつ病を発症したSさん。

ヒューマングローの就労移行支援を利用し、クリニックに事務職として就職しました。

主な仕事はデータ入力や書類の整理、郵送物の仕分けや手続きなど、事務補助的なものが中心。

ただ入社直後は仕事になかなか慣れず、ミスが多いことや、作業速度が遅いことに悩んでいました。

環境調整で、マイペースに進められるように

そこでご本人や企業担当者、ヒューマングローの三者で面談し、改善するためにどうしたらよいかを話し合いました。

そこで課題解決のために、Ｓさんのペースを大切にすることにしました。

仕事を覚える際にはメモを取る時間を設けていただいたり、複数の業務を一度に担当するのではなく、1つの業務が終わったら、次の業務へうつるようにしました。

またＳさんが職場に慣れるまでの間は暖かく見守って頂くなどし、働きやすい環境づくりに努めていただきました。

最初はヒューマングローのスタッフがＳさんの代わりに要望を伝えていましたが、今ではＳさん自身から伝えられるようになっています。

最近は仕事にも慣れ、楽しく仕事ができているようです。

今後もＳさんらしく働けるように、定着支援をしっかりと行っていきます。