東京都指定障害者就労移行支援事業所のヒューマングロー

障害者の就職を支援する
就労移行支援事業所ヒューマングロー

ITスキルを身に付け、販売職から事務職にキャリアチェンジ|双極性障害Ⅱ型(躁うつ病)のある方の就職事例(30代・女性・事務職)


2年間の休職後、退職することに

大学卒業後、販売業の会社に約10年勤めたNさん。
最初の7年は職場の環境も良く、上司や部下との風通しが良かったとのこと。

しかしその後の異動で
・責任ある立場
・周囲に相談できない
・通勤時間が今までの倍
といったことが強いストレスとなり、体調を崩してしまいました。
そして2年間の休職を経て退職することになりました。


主治医から紹介され、5回の体験を経て就労移行支援を利用することに

クリニックに通い、服薬で双極性障害の症状も安定してきたNさん。
急に仕事を始めるのではなく段階を経て就職しようと思い、就労移行支援の利用を検討し始めました。

板橋区内の精神科クリニック院長より以下のような紹介を受け、
・私の患者もかなりの数ヒューマングローに通っている
・ヒューマングローは患者の就職実績も多数ある
・板橋区内の事業所であれば、ヒューマングローがおすすめ
ヒューマングローのWebサイトからお問い合わせいただきました。
 
ヒューマングローの見学・体験をしてPCのスキルを高められると思い、5回目の体験で利用意思を固められました。

「最初は緊張したけど、静かな環境で小さなBGMが流れていて落ち着いた雰囲気が良かった」ことも決め手になったそうです。


障害者手帳を取得し、障害者雇用で働くことを決意

主治医に「障害者手帳取得の際はいつでも診断書を書くよ」と言われていたものの、障害者と認めてしまいそうで手帳取得のつもりはなかったNさん。

障害をオープンにして働くことのメリットなどを色々と検討し、手帳を取得して障害者雇用で働くことを決めました。

障害者枠で就職するために、どのような準備を進めればよいのか分からなかったため、「就活準備講座」プログラムが参考になったとのことでした。


事務職にキャリアチェンジするためパソコン資格を取得

原則2年間利用できる就労移行支援。
睡眠が安定しないこともあり、1年目は生活リズムと体調を整えることを重視しました。
通所前は1人で電車に乗れませんでしたが、ヒューマングローの最寄り駅までは一人で乗れるようになりました。

また前職で勤めていた販売職の仕事は「おなかいっぱい」に感じ、事務職で働きたいと思うように。
そのため1年目にMicrosoftのパソコン資格であるMOSの取得も同時に進めました。


焦らずに自分のペースで就職活動

1年目で働くための準備が整ったNさん。
2年目から応募書類の作成や面接練習に積極的に取り組むようになりました。

ただ主治医の就労許可は出ていたものの、焦らないようにと言われていたので、家族とも相談しながら、自分のペースを大切に無理せず就活に取り組みました。

Nさんは5社を見学し、そのうち2社の実習に参加しました。
見学でも毎回気になることは積極的に企業の方に自ら質問し、実習した2社からはどちらも内定をいただけました。

Nさんは当時を
・見学や実習はスタッフと一緒に行くので落ち着いて見学できた
・就職活動は履歴書、職務経歴書を毎回こまかくスタッフに添削してもらえ、サポートが心強かった
 と振り返ります。


不安な思いに寄りそいながら、就職後もサポート

鉄鋼専門商社に事務職として入社することになったNさん。
入社時期や勤務時間の要望を聞き入れてくれる企業だったので、体調を整えるための期間として内定から2カ月後を入社日として、ゆっくり準備していきました。

入社前は、仕事に関する悪い夢を見たり、約5年ぶりの仕事に緊張の日々を過ごすことも。
「本当にこれで良かったのか不安もありますが、自分で決めたことなので頑張ります」との思いを胸に旅立ちました。

就職後はコロナによる欠席はありましたが、それ以外は遅刻や欠席がなく、雇用先も非常に評価しています。
職場の方々は、優しく丁寧で良い意味で細かくないので、働きやすさを徐々に感じているようです。

Nさんが今後も安心して働けるように、職場定着をサポートしてまいります。




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