東京都指定障害者就労移行支援事業所のヒューマングロー

障害者の就職を支援する
就労移行支援事業所ヒューマングロー

実習で職場の雰囲気や仕事内容が自分に向いてると感じた企業に就職でき、楽しく働けています|発達障害(ADHD)のある方の就職事例(30代・男性・小売業)


働いて初めて知ったADHDの診断

専門学校を卒業後、一般企業で働き始めたKさん。
しかし作業系の業務が上手くできず上司から叱責されることもあり、ストレスで体調面にも影響が出るようになりました。

両親の勧めで精神科を受診し、通院を重ねるうちに、初めて自分がADHDであることを知りました。
診断後は会社を退職し、療養に専念しました。

その後、離職中に障害者手帳を取得し、体調が安定してから障害者枠での再就職を果たしました。
しかし「やる気がない」と勘違いをされ、ここでも仕事が上手くいかず1年も経たずに退職することになりました。


10年のブランクから就職へ!自立に向けて就労移行支援を利用

退職後は家業を少し手伝いながら生活し、気付けば10年が経過。
この間は家族以外とのコミュニケーションはほとんどありませんでした。

このままの生活を続ける選択もできましたが、「もっと社会に出たい」「自分の力で自立したい」という想いが強くなりました。

インターネットで情報収集をする中で、ヒューマングローの就労移行支援を知ったそうです。
両親にも相談し、まずは見学と体験を行いました。

体験後も「ここに通って就職を目指したい」という気持ちが変わらなかったため、家業の手伝いを辞めてヒューマングローを利用することを決めました。


積極的な姿勢で取り組む職業訓練

ヒューマングローでは心や体、生活、ビジネスマナー、就職、コミュニケーションなど様々なプログラムを受けられます。

各プログラムへの参加は強制ではありませんが、Kさんは通所している時間のプログラムは基本的に全て受講されていました。

またADHDの特性として気が散りやすいという面があったため、プログラムに集中するために講師の前の席が空いている時は自ら前の席を希望し、メモを取りながら積極的に参加する姿が印象的でした。

プログラムを通してコミュニケーションや障害特性など様々なことを学びながら、生活リズムと体力も改善。
最初は午後だけの通所から、次第に週5日フルタイムの通所も安定してできるようになっていきました。


向いている仕事を見つけるために実習参加、そして就職へ!

ヒューマングローでたくさんのことを吸収したKさん。
しかし「結局自分には何の仕事が向いているのか」という悩みや「そもそも今の自分が本当に社会で働けるのか」という不安は消えないままでした。

そこでスタッフからの企業実習への参加の提案を受け、まずは挑戦してみることにしました。

行動力も強みであるKさんは、約3ヶ月の間で異なる業種の実習を4社経験。
忙しいスケジュールになることもありましたが、実習先では共通して下記のような評価をいただけました。

・頑張りたいという意欲を感じる
・熱心にメモが取れる
・分からないことを素直に質問できる
・気持ちの良い元気な挨拶ができる

ヒューマングローの事業所内でもKさんの素敵な点と感じていましたが、実際に企業の方から直接評価をいただけました。

Kさんも「本当に働けるのかな?」というような不安が減り、自信を持つことができるようになりました。


実習先の企業に就職!職場の雰囲気や仕事内容が予めわかって安心

仕事内容や職場の雰囲気が自分に合っていると感じ、実習先の1社で働きたいと思ったKさん。

あらかじめ実習を経験したことで、「自分にもできそう」という自信や、「楽しかった」「やりがいを感じた」「もっと頑張ってみたい」という前向きな気持ちをアピールし、就職を決めることができました。

Kさんが働き始めてもうすぐ6ヶ月が経過します。

事前に実習をしていたことで現在もミスマッチが起きることはなく、毎月の面談では「とても楽しく働いています!」と嬉しい報告をいつも聞かせていただいています。

今後も楽しく安心して働けるように、引き続きサポートしてまいります。




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