障害者雇用で大手企業に就職
大学院を卒業後、就職先企業を1ヵ月で退職することになったTさん。
精神障害を持ちながらでも働きたいと思い、ヒューマングローの就労移行支援を利用することになりました。
元々は研究職での採用を希望していたものの、研究職の求人が少ないこともあり事務職へと志望変更しました。
Tさんは十分なPCスキルをお持ちだったため、利用中は積極的に他の利用者と関わりをもったり、集団プログラムに参加し、コミュニケーションスキルを高めることに注力しました。
また心身の症状も落ち着いており、通所率もほぼ100%でした。
勤怠の安定性が見込まれたため、大手企業の障害者雇用を中心に就職活動をした結果、東証プライム上場企業に就職することができました。
余裕をもって働けるように職場の環境調整
就職後、人事部で主に新卒採用やインターンシップでの学生対応の仕事を任されたTさん。
まずは無理なく職場環境や業務内容になじめることを大切に、企業担当者さまと連携しながらTさんをサポートしました。
ご自身に負荷を与え過ぎてしまうところが障害特性でもあるため、余裕をもって働けることを重視しました。
たとえば就業中の空いた時間には資格取得の勉強など自己研鑽のための学習時間に使ってよいことなどをご提案しました。
またTさんは周囲の社員とご自身のスキルを比べてしまい、焦りが出てしまうこともありました。
そのような時には、Tさんは高い能力をお持ちであり、その能力は誰もが認めていることをお伝えすることで、自己評価やモチベーションアップができるようにサポートしました。
職場の上司や同僚からの評判も良く、ご本人からも「この職場で長く働いていきたい」との強い意志が感じられます。
Tさんが今後も自分らしく働けるようにサポートしてまいります。
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