東京都指定障害者就労移行支援事業所のヒューマングロー

障害者の就職を支援する
就労移行支援事業所ヒューマングロー

自分のやりたい仕事を見つけ、就職できました|精神障害(場面緘黙症)・知的障害のある方の就職事例(20代・女性)


学校と連携して受け入れ体制を準備

特別支援学校3年生の夏休みに、初めてヒューマングローを体験利用されたUさん。

お母様は卒業後の進路を決める際に就労継続支援A型B型含め検討されておりましたが、ご本人の成長とこれからの可能性を考え、就労に必要なスキルを身に付けつつ、Uさんのペースに合わせてサポートが受けられるヒューマングローの利用を決められました。

特別支援学校卒業前にヒューマングローへの通所が決まったため、スタッフが通学中の学校へ訪問しました。
普段の学校生活での様子を見学し、また担任の先生からお話を伺うなどして、受け入れ体制を整えました。


状況に合ったツールを使いコミュニケーションが取れるように

特別支援学校へは休まずに通う事ができていたので、平日週5日の通所を開始。
通所は安定していたものの障害の特性上、緊張しやすく自分の気持ちをまとめて周りに伝えることに時間がかかることがあります。
スタッフから訓練に無理がないか、疲れが出ていないかなどゆっくりと確認を行いながら訓練を進めていきました。

場面緘黙症の症状があり、Uさんは話したいと思っていても声が出にくいことがあるので、口話・筆談・携帯アプリを使い他者とスムーズにコミュニケーションが取れるよう、スタッフと繰り返し練習を行いました。
そして状況に合ったツールを使って、コミュニケーションが取れるようになっていきました。


希望の働き方のイメージをつくってから就職活動へ

就労経験がなく、「働く」とはどんなことか、「どんな職種に就きたいか」など具体的なイメージが持てていなかったUさん。
やってみたいこと、できそうなこと、得意なこと、無理なく行えること、家族との時間を大切にしたいので土日休みがいい、などUさんから伺った話を元に色々な企業の研究や見学を行い、どんな仕事があるのかを知る期間を設けました。

就職活動はスーツを自宅で着る事から始め、就職面談会は一度シュミレーションを行いました。
また事前に面接会場を下見してから実際に参加するなど、ご本人のペースに合わせたスモールステップを意識して進めました。

実習はご本人が場に慣れるのに時間がかかることを考慮し、長期間で実習ができるように企業様へスタッフが交渉し、1か月間行いました。

実習開始前に、スタッフと実際に通勤する時間帯のバスに乗って現地へ行き、通勤訓練を行ってから開始しました。
実習開始2日間は、緊張が強くスタッフが実習に同行して実習の様子を見守りましたが、3日目からは、「一人で実習に行きます」とご本人からお話があり、Uさんお一人で予定の日数をお休みすることなく、最後まで参加することができました。

1か月の実習を終えた後、ご本人から「他にも受けてみたい実習がある」と相談がありました。
Uさんの希望にそって他の実習も行った所、そちらの業務内容が自分には合っているように感じられたとのこと。
ご自身がやりたいと思えた業務内容である企業の入社面接を受け、見事に内定をもらう事ができました。

通所当初は、仕事にはどんなものがあるのか、自分は何がしたいのか、イメージが持てずにいましたが、最後には自分のやりたい仕事を見つけ、就職できました。

現在は安定して業務に取り組まれており、日々の業務の成果を面談時に楽しそうにスタッフにお話されております。
今後の目標は、「貯金をして、家族みんなをディズニーリゾートに連れて行ってあげたい」とのことでした。

ヒューマングローでは、Uさんが今後もやりがいをもって業務に取り組めるように、継続的にサポートを行ってまいります。




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