東京都指定障害者就労移行支援事業所のヒューマングロー

障害者の就職を支援する
就労移行支援事業所ヒューマングロー

就労移行支援事業所の対象者(どんな人が利用できるの?)


こちらのページでは、就労移行支援事業所の利用対象者と具体的な利用例についてご説明します。

 

18歳から64歳までの障害者・難病をお持ちの方が利用できます。

障害者手帳をお持ちでなくても、主治医の診断書や定期的な通院があれば利用できる場合があります。
大学(4年生大学のほか、短期大学、大学院、高等専門学校を含む)在学中の方も市区町村の判断により利用できる場合があります。
一般就労している障害者が休職中の場合も市区町村の判断により利用できる場合があります。
詳しくは、電話で相談会って相談にてお問合せください。

 

就労移行支援の利用対象者

就労移行支援事業所は18歳から64歳までの障害者・難病をお持ちの方が利用対象となります。

就労移行支援事業所によって、利用できる障害の種別が異なります。例えば、精神障害者のみを利用対象としている事業所もあります。

ヒューマングローでは、精神障害者、発達障害者、身体障害者、知的障害者、難病の方を利用対象としています。

その他にも利用できる条件がいくつかありますので、下記でご説明します。

 

就労支援を受けられる精神障害・精神疾患例

ヒューマングローでは、例えば、下記の精神疾患をお持ちの方が利用しています。

  • うつ病 双極性障害(躁うつ病)
  • 統合失調症
  • 不安障害
  • 適応障害
  • パニック障害
  • 強迫性障害
  • 自律神経失調症
  • 対人恐怖症
  • てんかん
  • 高次脳機能障害

 

精神障害のある方の具体的な利用例(Aさん/うつ病)

激務から体調を崩し、不眠が続き、退職した。

精神科クリニックに通院し、うつ病と診断される。服薬により、寝つけることができるようになった。

主治医の勧めもあり、ヒューマングローの利用を始める。

事務職を希望していたので、パソコンの学習とコミュニケーションやストレス対策の講座に参加をする。

通所も安定してきたので、企業実習に参加をして、より実践的なスキルを身につける。

仕事に復帰する自信もつき、就職活動を行い、見事、大手企業の事務職に就職。現在もヒューマングローの定着支援を受けながら、働いています。

 

 

就労支援を受けられる発達障害例

ヒューマングローでは、例えば、下記の発達障害をお持ちの方がご利用しています。

  • アスペルガー症候群
  • ADHD(注意欠陥多動性障害)
  • 自閉症スペクトラム
  • 学習障害(LD)

 

また、発達障害と診断は受けていないが、発達障害の傾向がある、いわゆるグレーゾーンの方もご利用しています。

 

発達障害のある方の具体的な利用例(Bさん/自閉症スペクトラム)

高校卒業後、派遣の仕事をいくつか行ったが、職場でのコミュニケーションがうまくいかずに退職し、家の中で過ごす時間が多くなった。

通院中の精神科クリニックのご紹介で、ヒューマングローの利用を開始する。

人前で話すことや人付き合いが苦手なので、本人の障害を理解してくれる企業を探していく。

また、利用開始時は障害者手帳を持っていなかったが、障害者雇用で就職するために障害者手帳を取得。

利用開始から2年後に大手企業の障害者雇用で就職。ヒューマングローが企業と密に連絡を取り、本人の就労定着をサポート。現在も休まずに働いています。

 

 

就労支援を受けられる知的障害・身体障害例

ヒューマングローでは、知的障害・身体障害をお持ちの方がご利用しています。

具体的には、肢体不自由、視覚障害、弱視、聴覚障害、難聴、内部障害、免疫機能障害の方がご利用しています。

 

知的障害のある方の具体的な利用例(Cさん/知的障害4級)

知的障害4級の方です。前職は職場でのコミュニケーションが上手くいかず退職。

その後、行政機関の紹介でヒューマングローを利用する。グループホームも利用中です。

職場でコミュニケーションが上手くとれるよう、SSTやコミュニケーションプログラムに参加。

また、グループホームの寮長と連携を図り、服装や持ち物、相談の仕方などを指導する。

利用開始5か月後に大手家電量販店に障害者雇用で就職。

最初はトライアル雇用で就職し、その後契約社員となる。会社からの評価も高く、より気持ちを引き締めて、仕事に励んでいます。

 

身体障害のある方の具体的な利用例(Dさん/半身麻痺)

宝石関係の仕事をしていたが、ある日脳出血により入院し、半身麻痺が残り、身体障害となる。

リハビリを行い、少しずつ体を動かすことできるようになり、ヒューマングローの利用を開始する。

継続的に通所をしながら体力を向上させ、ワードやエクセルなどのパソコンスキルを習得。

利用開始から2年後に行政機関の事務職の仕事で就職。現在も定着支援を受けながら、働いています。

 

就労支援を受けられる難病例

平成25年4月から障害者総合支援法の障害児・障害者の対象に難病が加わり、障害福祉サービスの対象となりました。現在は、361疾病が対象となっています(令和元年7月1日)。対象疾病の詳細は、厚生労働省のこちらをご確認ください。

https://www.mhlw.go.jp/content/000526647.pdf

 

難病のある方の具体的な利用例(Eさん/ミトコンドリア病)

ミトコンドリア病の方です。進行性の病気で、感音性難聴の症状があります。当事者の会合でヒューマングローのことを知り、利用を開始しました。

難聴の症状があるので、職場を想定したコミュニケーション方法の確立やパソコンの学習を行いました。

利用開始1年後にご自宅の近くの事務職に就職。ヒューマングローの定着支援を受けながら、就労継続しています。

 

在学中の大学生や高校生でも就労支援は受けられるの?

大学(4年生大学のほか、短期大学、大学院、高等専門学校を含む)在学中の方も市区町村の判断により利用できる場合があります。

高校生は高校卒業後に利用開始することができます。夏休みなどに見学・体験実習をして、その後、受給者証の申請手続きを行い、卒業と同時に正式利用を開始することが一般的です。

 

大学生の具体的な利用例(Fさん/ADAD・アスペルガー症候群)

大学4年生の時に、精神科クリニックのご紹介でヒューマングローの利用を開始する。ADHDとアスペルガーの診断を受けています。

卒業と同時に就職することを目標に、パソコンの学習やプログラムに積極的に参加。

ご家族や大学とも連携を図りながら、就職活動を進める。企業見学や職場実習を通じて、自分に合う業界や職種を探しました。

利用開始して1年後に事務職の障害者雇用で就職。定着支援を受けながら、就労継続しています。

 

障害者手帳は就労支援の利用に必須なの?

就労移行支援事業所は、障害者手帳(※)をお持ちでなくても、主治医の診断書や定期的な通院があれば利用できる場合があります。

(※)障害者手帳とは、障害者のある人が取得できる手帳です。「身体障害者手帳」、「精神障害者保健福祉手帳」、「療育手帳」の3種類があります。療育手帳は、東京都は「愛の手帳」、埼玉県は「みどりの手帳」と呼んでいます。

 

障害者手帳をお持ちでない方の具体的な利用例

ヒューマングローの見学・体験の時に障害者手帳をお持ちでなかったので、ヒューマングローのスタッフがお住まいの市区町村の担当者に確認をしました。

自立支援医療の制度を使っているか、主治医の診断書があれば、その区では就労移行支援事業所の利用ができるとの回答でした。

その後、市区町村の窓口で受給者証の申請を行い、ヒューマングローの利用を開始しました。


就労移行支援事業所ヒューマングローは精神障害者(うつ・統合失調症・不安障害・気分障害・パニック障害・双極性障害など)、発達障害者(広汎性発達障害・アスペルガー症候群・ADHD・自閉症スペクトラムなど)、身体障害者(肢体不自由、内部障害など)、依存症(アルコール・ギャンブル・ゲーム)知的障害者、引きこもり、難病など
障害種別も症状も年齢もさまざまな方々の就職と復職(リワーク)を支援しています。